奨学生の近況1|2019年度 前期

『就職、第一志望内定』

 

前期では、卒業論文のテーマ確定と大まかな流れを決めることに集中した。

卒業論文のテーマは「現代人の罪意識の低下について」とした。

内容については、近年の急激な情報化により、私はその膨大な情報量がはらむ匿名性によって人々の罪意識が低下しているのではないかと考えた。

人々は直接的なものより間接的なものほど、罪悪感を感じにくく、それに加えSNS上で集団化してしまうことにより罪意識が低下していると考えている。

そしてSNSでは匿名であるから誰もが情報を発信しやすい。

しかし私は、匿名であることが問題なのではないと考えている。

 

SNSが急激に一般化され実名と匿名が入り混じったことがリアルとの境目を曖昧にさせてしまったと考えている。

元々は匿名であることが前提だったため、インターネット上では「秩序が無いに等しい」と理解して利用している人が多かった。

現在SNSを利用している年齢は圧倒的に2、30 代の若者が多い。

または、多くの人々がそう理解している。

2、30 代の若者は教育によりネットリテラシーや、それに関する法律等を学んでいない人がほとんどである。

それにより起こる問題は多数あるということは、十分に想像できる。

例えば、良かれと思ってブログに歌詞を全文書くこと、人の悪口でヒートアップし嘘を書いてしまったなど、犯罪になりうることを平気でしている人が現実問題としてたくさんいる。

しかし、こうした人々が法律で裁かれることはほとんどない。

このことから、無知であるが故に罪意識が低下している。

それに加え、間接的であること、集団であることが罪意識を低下させていると考えアンケート調査を行う。

アンケート調査後、SNS上での人の動きをある程度パターン化し、対策の提案をできる調査結果になっていることが理想である。

 

就職活動については、有難いことに第一志望に内定をいただいた。

アパレルの総合職のため、社会の流れを把握し、アルバイトも引き続き頑張っていきたい。

 

大学 文学部 社会学科 4年生 M.M.さん