奨学生の近況2|2019年度 前期

『4年生として卒業論文に取りかかる』

 

この四月から無事、四回生に進級できた私は、大学卒業必要単位を必修科目以外で残り二単位、つまり一科目自由に選択し受講し単位認定を得れば良いという状態で最後の大学生活を始めることができた。

周囲の学生などからよく耳にする、四回生で「楽するため」や「全休日を作りたい」等の理由で三年間、講義を受講してきた訳では無いが、私が気になり受講したいと思う講義を受講し続けた結果、四回生の前期は一科目受講すれば良いという状態から開始できただけなので、周囲の学生から「休み多くていいな」と言われても休みが多くて嬉しいとは特に思わなかった。

 

一科目受講すればい良いという周囲から羨まれる状態の私は、気になる講義を三科目受講することにした。

前期中にサブカルチャー論、ストリート文化論、生物学を受講することにした。

サブカルチャー論は元々、私がアニメや漫画等を視聴しており、初音ミクや作品から派生するアイドルなどの所謂オタクカルチャーに興味があり受講を決めた。

ストリート文化論は、私はヒップホップミューッジックが好きなため受講を決めた。

生物学は、私が所属しているサークルの卒業された先輩が「面白い授業」と言っていたため、受講を決めた。

本レポートを書いている時点では前期が残り半分以下であるが、私は、この三科目を受講して良かったと思える講義内容であった。

 

自由選択科目について触れてきたが、必修科目では卒業論文研究を行っている。

弊大学の人文学部では四回生が始まった段階で卒業論文の方向性が固まっている学生は少ないという。

昨年一年間を通して行ってきた自由テーマでの研究では、取り扱ったテーマが生まれてから十年ほどと歴史が浅く参照できる文献が圧倒的に足りず、結果として単位は認められたが、とても苦労した。

卒業論文ではテーマ変更したがそのことを反省し、今年に入ってから進級するまでに方向性を固め、ある程度の研究と結果の章立てを行い、同じコースの学生と比べても早い時点で担当教諭に認められるものを用意することができた。

しかし、まだまだ卒業論文の結果として納得させられるほどの成果物ではないため、ギリギリまでクオリティを高めていこうと思う。

 

四回生になり所属しているサークルに、これまでほど参加できなくはなったが、先輩として後輩たちが困っていれば助けたいと思う。

私がこれまで身に付けてきた技術などを私が先輩からしていただいたように次の世代へと繋げていきたいと考える。

 

大学 人文学部 4年生 Z.Y.さん