奨学生の近況2|2023年度 後期

「努力に勝る天才なし」私がこのごろつくづくと感じる言葉だ

 

最近私は野球と、法科大学院進学に向けた学習に精を出している。

■まずは野球について

 

3月から5月上旬にかけて、春季リーグ戦が行われた。私の所属する野球部は昨年の秋季2部リーグで優勝し、今季から1部リーグに昇格することとなった。今年で創部45年を迎えるのだが、これまで1部リーグに残留したことはたったの1度しかない。というのも、1部リーグは非常にレベルが高く、選手には甲子園出場経験があったり、1部リーグの上位チームは常に全国大会でも好成績を残しているからだ。

 

まずはチームで「1部リーグ残留」という目標を立て、週4日必死に練習した。もちろん、練習が厳しいと感じることもあったが、チームメートと励まし合いながら取り組むことで、辛さを乗り越えることができた。また、部員同士の関係を強固にすることにもチームとして取り組んだ。練習後には皆で食事に行ったり、趣味の話をしたりしたりと、チームの雰囲気づくりに取り組み、上回生、下回生関係なく言いたいことを言える環境を作ろうと心がけた。すると、チーム発足当初よりも声かけが増え、チームが成長しているのを実感できた。そして結果、1部リーグ残留を達成した。本当に嬉しかった。練習は嘘をつかないのだと心から実感できた良い機会だった。夏・秋にまた大きな大会が1つずつ残されている。それぞれの大会で目標を掲げており、今は、それを達成すべく頑張っている最中だ。まずは夏の大会で目標を達成できるよう頑張りたいと思う。

 

■法科大学院進学に向けた学習について

 

私の夢は弁護士になることだが、弁護士になるためには法科大学院への進学が欠かせない。現在、私は弁護士になるため、法科大学院への進学に向けて毎日勉強に励んでいる。法律の専門知識を身につけるためには、基礎から応用まで幅広い範囲を学ぶ必要があり、判例や学説の違いの理解に非常に長い時間をかけている。
最初は法律用語や理論の複雑さに圧倒されていたが、徐々に慣れ、自分の成長を実感している。毎日のスケジュールは非常にタイトだ。午前中は野球の練習をし、午後は図書館に行き、夜まで学習している。毎日こんな生活で、辛いと思うことも多いが、毎日継続することで徐々に慣れつつある。

 

また、学習の合間には、法律に関するニュースや裁判例を意識的に読むように心がけている。法律がどのように現実の社会に影響を与えるのか、具体的な事例を通して理解を深めることができ、学習に非常に役立っている。さらに、こうした情報は、法律の理論と実務を結びつける上で重要であり、学習のモチベーションを高める要素にもなっており、今後も続けたいと思う。また、勉強を進める中で、仲間とのディスカッションも欠かせない。法科大学院を目指す他の学生と意見交換をすることで、自分の考えを深めたり、新しい視点を得たりしている。ディスカッションを通じて、法律の問題に対する多角的なアプローチが身につき、論理的思考力が鍛えられていると感じる。

 

もちろん、勉強だけでなく、適度なリフレッシュも心がけている。疲れたときには、趣味や友人と散歩したりと、心身ともにリフレッシュしている。これのおかげで集中力が持続し、効率的な学習ができている。

 

法科大学院入試までの道のりはまだまだ続く。必ず成果が得られると信じ、目標に向かって日々努力していこうと思う。

 

野球、大学院進学に向けた学習2つでともに言えるのは「努力」がいかに大切かということだ。結果が出なくとも、「努力」という過程は非常に重要で、必ず自分にとっての財産になると思う。たとえ目標が叶わなくても、精一杯頑張れたと後悔しないよう毎日過ごしていきたい。

 

大学 法学部 3回生 Y.K.さん