奨学生の近況3|2020年度 前期

『夏の受験、秋の教育実習』

 

朝田教育財団の奨学生になって3年が経ち、大学4回生になり、私は教員採用試験や教育実習が控えて「いよいよ大学生活のラストスパート」という時期に入っている。

しかし、新型コロナウイルスの影響で世界中で大混乱になっており、予想していた大学4回生のスタートとは大きく異なるものとなった。

このように、今回の騒動が学生生活や普段の生活にどのように影響しているのかなど、私の現在の状況を報告していきたい。

 

学生生活は緊急事態宣言が出されたことによって、春学期の対面での授業は禁止され、6月21日まで学生の入講も禁止されていたため、授業はオンラインのみで毎週課題を出されたり、ビデオ通話アプリで受講したりしている。

また、教員採用試験対策も学校への入講が禁止されていたため、ビデオ通話で指導講師の方に指導していただいていたが、6月22日から時間や人数の制限付きで学生の入講が認められたため、採用試験前に対面での集団討論の練習を経験することができた。

教員採用試験についてだが、私は兵庫県の中学社会を受験しており、6月27日に一次試験の集団討論を終えた。

7月12日には筆記試験も控えているため、今は過去問題集と予想問題集の演習に取り組んでいる。

 

次に、今年度5月に予定されていた教育実習だが、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の影響により、11月に延期された。

当初予定されていた4週間の実習期間も2週間に縮小されるため、大学が定める実習の代替案に沿って追加で学生ボランティアに参加する必要がある。

10月には小学校の教育実習も控えているため、今年の秋は非常に忙しくなりそうだ。

 

続いて、最も大事な卒業についてだが、今学期の単位が取れれば残すは卒業論文のみであるため、オンライン授業で普段の授業と形は違うがやることは一緒なので教員採用試験と並行してしっかりと取り組んでいきたい。

しかし、本来なら卒業論文にすでに取り掛かっている時期だが、他の学生も就職活動が伸びているため、秋から取り掛かることになりそうである。

前述のように秋には教育実習も控えているため、教員採用試験が終わった夏ごろから論文の準備に取り組んでいきたい。

 

最後に、普段の生活については新型コロナウイルスの影響でアルバイトができない状況にあったため、緊急事態宣言中は実家に帰省していた。

現在も教員採用試験の筆記試験が2週間後に控えているため、それまで実家で過ごしている。

一次試験終了後は大学で二次試験対策があるため、京都で過ごす予定である。

 

これからも全く予想できない日々が続くと思うが、健康に気を付けて学生生活最後の年を充実させるために、今やれることをしっかりやっていきたい。

 

大学 社会学部 現代社会学科 4年生 N.K.さん