奨学生の近況1|2021年度 前期

『春から京都で、教員として活動』

 

早いもので卒業、就職をしてからあっという間に2か月が過ぎてしまいました。まだまだ仕事に余裕がある状況ではありませんが、徐々に新しい生活にも慣れ、少しだけ心にゆとりが生まれてきたので、近況をご報告させていただきます。

 

現在、私は京都市立の中学校で育成学級の担任をさせていただいており、教育現場で働くことのやりがいや、総合育成支援教育の難しさを感じているところです。育成学級の担任を持つと決まったときは、生徒たちとどのように関わったら良いのか想像ができず大きな不安を抱いていました。しかし、朝田教育財団で「大きくも小さくも人は成長していく」というアドバイスをいただいたことを思い出し、現在は「生徒たちがどうやったら少しでも前進できるのか」を考えながら毎日を過ごしています。幸いに先輩教員の方たちにも親身に関わっていただき、様々なアドバイスをいただきながら、仕事にやりがいをもって毎日を過ごしています。

 

私が社会人1年目からこんなにも素晴らしい経験を送れているのは、朝田教育財団のお力添えのおかげと改めて感謝しております。2022年度の教員採用試験も直前に控え、まずは正教員になることを目標としてがんばっています。地元の兵庫県姫路市から京都に出てきて、朝田教育財団の奨学生になり、様々なことを学ばせていただきました。しかし私はまだまだ未熟で、これからももっと成長していかないといけないし、朝田教育財団に何か返していきたいと思っています。そのためにもこれからも職場や自宅、あるいは学習会で学び続け、しっかりと前進していきたいと思います。教員として、社会人として、朝田教育財団の奨学生として自覚をもって精進してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

大学 社会学部 現代社会学科 卒業 N.K.さん