就職活動やゼミの研究発表を通して
大学三回生の秋学期がスタートし大学生活も終盤に差し掛かり、就職活動が始まり、ゼミの研究発表があり、充実した日々を過ごしていた。
就職活動では、11月の合同説明会に参加し、不動産、教育関係、金融、食品、様々な業界の企業が参加し、多くの企業の説明を聞いて「人の役に立てる」仕事に就きたいと考える私の中で、職種をある程度絞れたのでとても良い経験ができた。11月末ぐらいに不動産のインターンに参加した際、グループワークを行い意見をまとめる難しさ、自分の考えを言語化し相手に伝える難しさを実感し反省点が多く見つかったのと同時に、初対面の人達とグループを組み、何かを作り上げて目的を達成するという楽しさを発見でき、とても貴重な体験をすることができた。また教育関係の企業の説明会に参加した際、生徒の成長を見守ることができたり、生徒の合格の喜びを一緒に感じられることができ、やりがいを感じる事ができるという説明があり「人に感謝される」仕事をしたい人に向いているというような説明があった。そして私は、やはり「人に感謝される」=「人の役に立てる」仕事に就きたいとより強く決心する事になった。
ゼミの研究発表では、就活生の育休の認知度を調査するために、質問票をgoogleフォームで作りグループで手分けして回答を集めた。そしてそれを元に、調査から考えられたことや男性と女性の間で差はあるのかなどを考え、資料作成を行った。ゼミ生全員が集まれるのが午後10時からだったので、午後10時からzoomで話し合いを行い、終わるのが基本的には1時で、遅い日には3時を回る日もあった。時には、言い争いになって話が進まなかったり、来ない人がいたり、行かなかったりする日もあったが、最終的には、ゼミ生全員で、意見を出し合い考え、研究発表を無事に終えられたことは私の中では大きな成長の日々であり経験だった。
就職活動やゼミの研究発表を通して、考えたことは、個人でできる事には限界があるということ、グループ活動は楽しいということだ。まず、個人でできる事に限界を感じたのは、インターン活動のグループワークで与えられた課題で、時間制限内に必要な情報を集めプレゼンを行う事で、一人で全てをやろうとしても絶対にできないような課題を出されたからだ。優秀な人でも、グループの中で力を出せなかったらまったく意味を成さず、チームで力を発揮できる人を企業も求めているのだと感じた。なので、私はチームで上手くやっていくコミュニケーション能力や相手の意見をしっかり聞く傾聴性を磨いていこうと思った。
グループ活動の楽しさに関しては2つあって、1つ目は、私は人見知りで、あまりコミュニケーションを取るのが得意ではなく、好きではなかった。しかし、インターン活動や研究発表を通して、グループで何かを作りあげる楽しさやグループで意見の交換を行う楽しさを知れた。好きではないと思い込んで、毛嫌いしていたとこがあるんだなと気づけた。2つ目はゼミの研究発表を通して仲間と目的に向かって一緒に努力するということがとても充実し楽しいという事だ。楽しい事ばかりではなく、意見の衝突があって口論になった事もあったし、夜遅くまで話し合う事は辛い事でもあった。しかし、こういった経験がなければ、自分の新たな一面に気づくこともなかったし、自己成長できる場面に出会うこともなかった。
大学 文学部 総合人文学科 3回生 O.K.さん