『就職活動を前に考える』
前期での講義で面白いと感じているのは「ソーシャルビジネス論」という講義だ。
企業の代表の方がわざわざ大学まで足を運び、個性的な企業を展開するまでのことを事細かに話してくれる。
経営のことを全く分からず会社を立ち上げた人、大学の友達同士で起業した人など社会学らしいと感じた。
一番力をいれているのはやはりゼミだ。
卒論についてしっかり考え出さないといけないためだ。
大学入学当初、いじめについての社会問題を題材に卒業論文を書くつもりだったが、2年少し社会学を色々見てきて変わっていった。
哲学よりにはなるが、社会問題の全てにおいて欲望や感情がつきものだ。
人間の欲望、感情について研究したいと思っている。
理性と感情は対になっている言葉だ。
だが、どっちが良いとは言えない。
感情的であると聞くととても横暴に聞こえるが、理性は時に大変な暴力に変わってしまうという啓蒙の弁証法について勉強しているところだ。
難しいテーマに視点を置いていると理解しているため、就職活動との両立を不安に感じている。
私は関東方面で就職するつもりだ。
就職について真剣に考え出し、若者が都心に集まるのは当たり前のことだと感じた。
国内でも給与もバラバラ、物価もバラバラ。
都心で働き、通える範囲内の物価の安い地区に住みたいと思う。
まだ、職種などは決めていないが人と関わらない仕事がしたいとずっと思ってきた。
大学に入りアパレル関連でアルバイトとして働いてから、人と関わる仕事も就職の視野に入ってきたのが大きな変化になった。
将来について考えつつ、あと半分もない学生生活でできる限り学生のうちにできることをやろうと思う。
同和地区に関係なく、崇仁地区のような問題、少子高齢化による人口減少問題を抱えている地区はたくさんあることを改めて感じた。
それと同時に、崇仁地区は京都駅に近く立地条件が良いため改善はできると思った。
大学 文学部 社会学科 3年生 M.M.さん