奨学生の近況3|2020年度 後期

『就職先を考える』

 

2020年も残り1ヶ月となりましたが、大学では新型コロナ感染者が出ることもなく、恙なく毎日を過ごしています。前期はWEB講義が多かったですが、単位を落とすことなく無事終えることが出来ました。後期は、全講義対面で行っているため、前期に比べて理解できない箇所を相談しやすく快適です。

 

現在受講している講義は、血栓止血学実習、染色体検査学実習、微生物検査学実習、生理学実習です。血栓止血検査学実習では、採血した血液を用いて凝固時間などの検査をして病気について学んでいます。染色体検査学実習では、採取した血液から培養液を作製し染色体を取り出し、バンドを確認して染色体番号を同定します。微生物検査学実習では、様々な種類の寒天培地を作製し、そこに植菌してコロニーを培養します。生えたコロニーの匂いや色、形、粘りを観察し、菌を固定するための手順に沿い、試験を行います。生理学実習では、まず座学で病気の仕組みや検査所見、対処法等を学びます。その後、実習で超音波画像診断器や心電計を用いて、機器の扱いを学びます。実習で得たデータを基に、診断、考察を行うことで学んだ内容の理解を深めます。

 

これまでとは違い、全休の日があるためその日を上手く使って試験勉強や国家試験対策などを進めていこうと考えています。また、病院見学についても空いてる日にアポ取りをして参加できればと思います。つい最近、来年行く臨地実習先が仮決定したため、コロナがこれ以上広がることなく実習期間が終わってほしいです。就職については、病院か検査センターか、健診センターか、企業の中でまだ迷っているため、なるべく早く決定して対策しようと考えています。

 

大学 バイオサイエンス学部 3年生 Z.S.さん