奨学生の近況4|2019年度 後期

『大学院進学を決めました』

 

三回生の後期になり、学業とともに就職活動等の自分の将来のための活動も活発になってきました。

今年の夏には、京都にあるアルミ加工で有名な中小企業に二週間のインターンに行きました。

私自身、企業に訪問する経験がなかったので、とても緊張していましたが、終わってから振り返ると、緊張よりも仕事の楽しさに没頭する自分がいたことに気付くことができました。

ここの企業での二週間は、まず事務作業を学び、次に実際に加工されている現場に出て普段されている仕事を体験させて頂きました。

事務作業は名前の通り、パソコンに文字を打ち込む等の作業でした。

しかし、ただ文字を打つだけでなく、加工するアルミの設計図を紙の媒体からパソコンに入力するという、普通の人ではできないような仕事が体験できとても有意義な時間でした。

また、加工の現場に出た後は、実際にアルミの加工を体験し、表面を研磨し、サイズの寸法チェックと一連の流れで、仕事を教えていただきました。

私はこの二週間で、自分が将来どんな職業に就きたくて、さらにどんな仕事・研究をしていきたいかを知ることができました。

また、仕事の中に楽しさを見つける大切さと、常に効率を考えて仕事をするということも学ぶことができました。

 

また、私は大学院への進学を考えており、就職活動とともに大学院の勉強も始めました。

大学院進学の理由は、単純で将来研究職に就きたいという夢を叶える為です。

自動車の研究開発を仕事にしたいという夢は、大学に入ってから変わらず、それを叶えるためには大学院に進学して、より専門的な内容を理解する必要があると感じたためです。

理由はもうひとつあり、就職を二年先延ばしにするためです。

これは、就職がしたくないから先延ばしにする世間一般の考えではなく、やりたいことを学生のうちにしてから就職したいという考えです。

具体的に言うと、理系職・事務職など自分が興味・関心のある分野に関しての資格を取りたいということです。

資格を取ることでその分野に詳しくなり、自分の成長につながります。

さらに就職活動でもアピールポイントになります。

この二点を踏まえて、私は大学院進学を決めました。

 

この学期が終わると、本格的に将来を見据えた行動をしていかなければならないので、毎日目標を立て行動をしています。

「時は金なり」という言葉を胸に日々精進していきたいと考えています。

 

大学 理工学部 機械システム工学科 3年生 A.R.さん